屋根や外壁に施す塗装は、美観を高めるだけに行われているのではありません。
塗装の一番の目的は、建物を風雨や紫外線といった外的影響から守ること。
そのため、塗装の効果が切れると大変危険です。
雨漏りを引き起こすと、メンテナンス費も大きく跳ね上がるため定期的な塗り替えをオススメしています。
●塗装の役割とは
街を歩くとカラフルな外装をした店舗やマンション・アパート、戸建住宅をよく見かけます。
そのため、塗装は住まいを美しくしたり、お洒落に見せたりするものと思われがちです。
もちろん、美観をUPさせるという役割もありますが、本来の役割は雨や紫外線から建物を守ること。
塗膜で外壁や屋根をコーティングすることで、湿気や雨、紫外線などによる内部建材の劣化を防いでくれています。
そのため、塗装の効果が切れると大変危険です。
建物は直接雨や紫外線のダメージを受けるため、急速に劣化が進み雨漏りや倒壊を引き起こします。
ここまでくると、メンテナンス費も大きく跳ね上がるため定期的な塗り替えをオススメしています。
●塗り替え時期の目安は?
一般的に塗り替えは10年が目安と言われています。
しかし、立地条件や素材、職人の腕によってはその時期がずっと早まることも。
職人に判断してもらうことがべストですが、セルフチェックもできますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼ツヤがなくなった 【 危険レベル:★☆☆☆☆ 】
→まだ大丈夫
ツヤがきれいに見えるのは、塗料によって表面がきちんとコーティングされている状態。
塗装から3.4年経つとツヤがなくなってきますが、塗り替えの必要性はまだありません。
▼汚れが目立つ、色あせている【 危険レベル:★★☆☆☆ 】
→そろそろ塗り替え時
日に当たっている側面をチェックして、色あせや汚れが目立っていたら、そろそろ塗り替え時。
汚れや色あせは、紫外線による塗料の劣化のサインです。
▼壁を触ると手に白い粉がつく【 危険レベル:★★★☆☆ 】
→ まさに塗り替え時!!
白い粉がつくのは、紫外線や雨風の影響で、塗料の色彩を形作る顔料そのものが傷んでいる証拠。
この現象が見られたら、すぐに塗装の塗り替えをしましょう。
これ以上劣化が進むと、外壁を張り替えなければならない可能性があります。
▼コケや藻が発生している【 危険レベル:★★★★☆ 】
→ 今すぐ塗り替えを!
コケや藻の発生は、外壁の含水率が上がっている証拠。
塗膜の劣化が進み、水分を弾き返せなくなっている状態です。
ここまでくると、劣化はかなり進行しているので、なるべく早く塗り替えの工事をご依頼ください。
▼ひび割れがある【 危険レベル:★★★★★ 】
▼目地に縮み、ちぎれ、剥がれがある【 危険レベル:★★★★★ 】
▼塗膜が剥がれている【 危険レベル:★★★★★ 】
→以上の症状が見られたら大変危険です!すぐに当社までご連絡ください。
劣化症状に合わせて適切な施工をいたします。